所得を減らし、税金を安くできる“所得控除”の方法は全部で14種類。以下にそのリストを掲載する。勤め先の年末調整で出し忘れたものから、確定申告でしかできない控除まで、くまなくチェックして忘れずに申告しよう。
【*控除名横の(★)マークは、年末調整ではできず、確定申告でのみ受け付けしている所得控除。年収や家族の状況等による条件がある場合がある】
●基礎控除
すべての人に適用。38万円。
●雑損控除(★)
災害や空き巣被害にあった場合に適用。【1】差し引き損失額-所得金額の合計額×10%、【2】差し引き損失額のうち、その被害に関連した支出額-5万円で、【1】か【2】のどちらか多い方。
●医療費控除(セルフメディケーション税制)(★)
年間でかかった医療費や入・通院のための交通費などが10万円を超えた場合、もしくは薬局などで購入した大賞市販薬が1万2000円を超えた場合に適用(どちらかのみ)。【1】支払った医療費-10万円、【2】支払った医療費-所得金額の5%で、【1】か【2】のどちらか多い方。
●社会保険料控除
健康保険や年金の保険料を支払った場合に適用。保険料の全額。
●小規模企業共済等 掛金控除
小規模企業共済、確定拠出年金などに支払った場合に適用。掛金の全額。