いくらトルコリラ円相場が歴史的最安値の水準からそれほど上昇していない状況にあるといっても、相場の世界で確実に生き残るためにはそれくらいの余裕を持ってトレードすべきです。
もちろん、他の通貨ペアでトレードする場合も資金管理は必須です。トレードをしていると、ついアツくなって資金管理を忘れて無茶なトレードをしてしまう方も多いので、ぜひこれを機に、今一度、自分のポジション状況を確認してみることをお勧めします。「万が一のことが起こっても耐えられるのか?」ということを、あらためて考えてみてください。
トルコリラ円相場は28円をなかなか割らない?
さて、ここからはトルコリラ円相場の今後の展開について私の考えをお伝えします。トルコリラ円相場は、少々“気持ち悪い”状況にありますね。何が気持ち悪いのかというと売買比率です。
1月を振り返ると、1月16日時点での売買比率(くりっく365発表・以下同様)は売り玉約1.7万枚に対し買い玉約32.8万枚でした。その前の週に比べて売り玉が約4000枚減ったのに対し、買い玉が約3万枚も増えていました。
そして1月23日時点での売買比率は、売り玉約1.9万枚に対し買い玉約33.4万枚でした。やはり前週に比べて売り玉が減り、買い玉が増えており、買い玉と売り玉が非常にアンバランスな状態にあります。
金利狙いで新しく資金を投入し、買いで入ってくる個人トレーダーの方が多い、と考えられます。