しかも現代は墓に対する意識が変わり、せっかく豪華な墓を購入しても子供らに守ってもらえず、むしろ厄介な“不良債権”となるリスクがある。これでは成仏もおぼつかない。
意外な落とし穴となるのが高価な仏壇や仏具の購入だ。
「これらは墓と同じく非課税財産のため、所得税対策も兼ねて純金製の高価な品などを購入する方もいるようですが、あまりに度が過ぎると税務署から『これは仏具ではなく金だ』と指摘されることがある。最悪の場合、課税逃れと判断されて追徴課税されることもあります」(関本氏)
準備を始めるのは総じて早いほうが良いケースが多いが、お墓だけは例外のようだ。
※週刊ポスト2018年2月16・23日号