第4次産業革命がもたらす未来図を予想すると、「省力化」関連も有力だ。生産現場をはじめ人手不足感が高まるなか、人材派遣はもちろん、工場の自動化を進める産業用ロボットなどによるFA(ファクトリーオートメーション)に強みを持つ銘柄群である。ここでは、工場の自動化に欠かせないマテリアルハンドリングシステム(工場や物流拠点内の原材料や完成品などの移動や保管を担う)を手がけるダイフク(東証1部・6383)、生産現場で使用するFAセンサなどの計測・制御装置のトップメーカーであるキーエンス(東証1部・6861)などを有望視している。
ほかにも、世界的にシフトが進もうとしているEV(電気自動車)関連では、車載電池や車載エレクトロニクスなどの車載事業が好調なパナソニック(東証1部・6752)などに期待が高まる。
ここに挙げたような銘柄はいずれも半導体市況の好調さとともに業績は好調だ。世界経済を牽引する有望テーマの恩恵に期待したい。