無料プランはFMラジオ代わりに
全体的な価格帯としては月980円程度が相場となっているようだ。そのなかで、無料プランのあるSpotifyとAWAは特徴的といえる。Spotifyの無料プランは時間無制限、フル尺再生だがシャッフル再生のみで広告表示。AWAの無料プランは再生時間は月20時間まで、フル尺再生はできないが広告非表示。それぞれ使い勝手は異なりそうだ。
楽曲のラインナップは3500万~4500万曲程度が基本。Apple MusicやSpotifyなどの海外発のサービスは洋楽に強い傾向にあり、LINE MUSICやAWAなどの日本国内発のサービスは邦楽のラインナップも充実している。また、台湾発KKBOXはK-POPなどアジア圏の音楽に強い。レコチョクBestは楽曲数こそ少ないが、邦楽に関しては日本最大級の楽曲を揃えているという。
それぞれのサービスのユーザーはどんな印象を持っているのだろうか。Apple Musicユーザーの20代男性はこう話す。
「J-POPなどで聴きたい曲が聴けないこともありますが、オススメの楽曲から新しい発見があることも多くて、音楽の楽しみ方は広がりました」
Spotifyの無料プランを楽しんでいるというのは20代の女性。
「基本的にパソコンでの作業中のBGMとして使っています。シャッフル再生なので、全然知らない曲などもかかるんですが、FMラジオみたいな感覚です。気になる曲があったら、YouTubeで検索してみることもありますね
それぞれのサービスごとに様々な楽しみ方ができる定額制の音楽配信サービス。まずは無料トライアル期間を使って、自分に合ったサービスを探し出すところから始めてみるといいだろう。