【Point1】
店名は自分の足取りを示すので、その日の行動を振り返りやすい。コンビニやタクシーの利用が多いのは、余裕がない証拠。
「この時は忙しくてお弁当を作る暇がなく、毎昼食コンビニでした」(Sさん)
【Point2】
その日、何にいくら使ったか、ざっくり見る。高い・もったいないと思ったら減らす。
「昼食代に700円使うと1週間で3500円、1か月では1万4000円。私1人分の昼食代にしては意外と高いと実感」(Sさん)
【Point3】
レシート下方に書かれた所有ポイントもチェックしよう。有効期限には特に注意。
「毎日買い物しているのですぐに貯まるのがうれしい。でも、次こそ使おうと思いつつ、つい忘れちゃう」(Sさん)
自分の金銭感覚や無駄な行動パターンがわかる
レシートを1週間分集めたら、総額を予想しよう。交通費や自動販売機、子供に渡したお金など、レシートが出ない出費も計算に入れること。金額は、封筒にメモをしておくとよい。
「総額がわからない、あるいは実際の額より3000円以上高かったら要注意。支出の把握ができていない証拠です」(平林さん)
レシートの合計枚数も貴重な情報源だ。7枚以上あるなら、平均して1日1回以上買い物をしているという計算になる。
「財布を開く回数が多い人ほど出費も多い傾向が。“出たついでに”、“安かったから”など、行き当たりばったりの出費が多くないか振り返りましょう」(同前)
逆にいえば、レシートの枚数が少ないほど、買い物が計画的だということに。翌週は今週より少ない枚数を目指すだけでもやりくりが上達するはずだ。
総額と枚数を確認したら、購入した店別や日にち別にレシートを分類しよう。
「集計して数字を出すのではなく、自分の“行動パターン”を知るのが目的です。自分がムダ遣いをしやすい店や、何曜日に出費が多いかなどを客観的に知るだけで、よりお得に買うルートや、余計な出費をしない行動パターンにシフトできます」(同前)
※女性セブン2018年3月8日号