また、いわゆる学校ではないが、公営競技の選手になるための養成所も学費がかからない。たとえばJRAの競馬学校の騎手課程の場合、授業料は無料。しかし、全寮制で在学する3年間の食事代約120万円は自己負担となる。
また、競輪選手になるための日本競輪学校も学費は無料。しかし、こちらも食費やウェア代などの費用として約120万円を負担することとなる。
一方、日本で唯一のボートレーサーを育成する機関である「ボートレーサー養成所」も費用がかからないが、こちらはそれ以外の費用も必要ない。
「養成所での訓練は1年間で全寮制ですが、以前は宿泊費・食費として年間120万円の自己負担費がかかりました、しかし、養成員の経済的負担を軽減し、ボートレーサー志願者を増やす意味もあり、2017年4月からは完全無償化となっています」(ボートレースに詳しい週刊誌記者)
ちなみに、競馬学校騎手課程の募集人員は10名程度、競輪学校とボートレーサー養成所も男女合わせて100名以下程度。防衛大学校等と同様、こちらもまた狭き門だといえる。