ですから私としては、配当金狙いの新規買いによって日経225がお彼岸に向けて上昇傾向になる可能性を考えています。
ただ、3月が決算月に当たる日本の大企業も多く、決算対策として利益確定の売りが入ってくる可能性も考えられます。ですから、お彼岸に向けて一直線に日経225が上昇するというイメージでは考えていません。
さて、ここまで私が考える日経225の見通しについてお伝えしましたが、最も大切なことは、「配当金」や「企業の利益確定売り」などを意識しながらも、最終的にはその都度チャートを分析した上で、相場の方向性を見極めることだと私は考えています。
「チャート分析にはダマしが多い」と感じる方も多いかもしれませんが、私は「ダマシ」など存在しないと考えています。「ダマシ」があると感じる方はチャートの見方が間違っているだけだというのが私の考えです。事実、私自身も最終的にはチャート分析を信じることで、億の利益を獲得しています。
【PROFILE】池辺雪子(いけべ・ゆきこ):東京都在住の主婦。若い頃から株や商品先物投資を学び、2000年からFX投資を始め、これまでに8億円以上の利益をあげている敏腕トレーダー。2007年春、脱税の容疑で起訴、同年夏、執行猶予刑が確定。その結果、所得税、延滞税、重加算税、住民税、罰金(約5億円)を全て即金で支払う。2010年9月に執行猶予が満了。現在は自らの経験をもとに投資、納税に関するセミナー、執筆活動を行っている。トルコリラ/円、ドル/円、他通貨、日経平均株価などの値動きに関する詳細な分析を展開する「池辺雪子公式メルマガ」も発信中(http://yukikov.jp/)。