ちなみに、例えば7年間トルコリラ円相場で買い玉を持ち続けたら、どれだけ金利が入るか想像つくでしょうか。
1トルコリラ=28円の水準で買い玉を持つと、現在の金利水準が続くと仮定すれば、7年後には1トルコリラ=5円で買ったのと同じことになります。「5円」と聞くとスワップ金利の大きさが、よりリアルに実感できると思います。
トルコリラ円相場は長期的に上昇か?
ただ、いくらスワップ金利が高くてもトルコリラを買うことに関して不安を感じている方も少なくないでしょう。
2月、トルコ関連のニュースでは、クルド人への軍事攻撃において化学兵器を使用したのではないかとの情報が流れました。トルコ側はそれを否定しましたが、トルコにとってはネガティブなニュースだと思います。
また、くりっく365の売買比率データを確認すると、3月5時点において売り玉:1万9456枚、買い玉:38万8579枚という状況にあり、買い玉があまりに増えすぎている状況が続いています。
このように、トルコ情勢に関するニュースを聞いたり、売買比率のデータを見る中で「トルコリラを買うのは危険だ」と感じられた方もいらっしゃるかもしれません。