しかし、売買比率が気持ち悪い状況にあることは確かではありますが、買いたい人はもうすでに買い終えていて、買い玉の枚数はこの辺りがピークではないかとも考えられます。
また、テクニカル分析では、日足のRSI(オシレーター系テクニカルツール)において「買いダイバージェンス」が発生し、原稿執筆時点では1トルコリラ=27.50円から28円に上昇中です。
そして、他にもトルコリラ円相場の中長期的な上昇を想定させる材料があります。
1つは『窓』です。
トルコリラ円のチャートを見ると、1トルコリラ=31円あたりに7pipsほど窓が空いていて、その窓はまだ埋められていませんので、いずれまた1トルコリラ=31円水準まで上昇する日が訪れると考えられます。
モタモタした展開がしばらく続く可能性もありますが、私としては今年中に1トルコリラ=31円あたりまで上昇してもおかしくないと考えています。
また『トルコ大統領選』もあります。トルコでは2019年に大統領選が行われるので、もし大統領が変わればそれを契機に国内情勢が変化し、相場状況が変わる可能性も考えられます。
現在トルコでは戒厳令が出され続けていて、夜のレストランやバーの営業などが規制されている状態ですが、例えば戒厳令が終われば、それが経済効果を生み出すことも考えられます。