「訪問先の会社に入る前は手持ちにするべき」
「スーツにリュック」というスタイルは一般的になりつつあるが、ビジネスマナー的にはNG扱いされるシーンもあるようだ。外回り仕事が多い40代の会社員の男性Cさんは、こう話す。
「スーツには手持ちのビジネスバッグが基本。リュックはやはりカジュアルな雰囲気なので、取引先へ行く際には適さないと考えています」
いくら機能的とはいえ、職種によっては常にリュックでOKということではなさそうだ。
「部下に対しては、初めて訪問する会社のときは、リュックを避けるように指導しています。ただ、社員がみんなカジュアルな服で仕事をしているようなマスコミ系やIT系の企業であれば、特に気にすることはないでしょう。とはいえ仮にリュックであったとしても、訪問先の会社に入る前に、リュックを下ろして手持ちにするのはマナーかと思います」(同前)
便利なリュックであっても、ビジネスシーンではカジュアルになりすぎないよう、注意が必要だといえそうだ。