元来はカジュアルなファッションアイテムだったが、近頃ではビジネスシーンで使う人も増加しているリュックサック。愛用者はリュックサックの利点について、こう話す。
「パソコンを常に持ち歩いているので、パソコン収納用のスリーブがあるリュックサックが便利。手持ちのカバンだと重いが、リュックだとその負担も軽減される」(IT系企業勤務・20代男性Aさん)
「外回りの合間にタブレットでメールを返したり、調べものをしたりすることが多いのですが、リュックだと両手が空くので操作がしやすい。また、ショルダーバッグだとスーツの片方だけがしわになってしまうのがイヤ」(営業職・30代男性Bさん)
AさんもBさんも、カジュアルになりすぎないよう、黒いシンプルなリュックサックをビジネスシーンで活用しているという。
「革のものはフォーマルな雰囲気でビジネスっぽいんですが、いかんせん重たい物が多い。アウトドアメーカーのビジネスラインのリュックのほうが、軽くて撥水加工もしてあって、機能的だと思います。私はARC’TERYXのブレードというモデルを使っています」
ちなみに、ARC’TERYXの「ブレード20」の定価は2万7000円。また、Bさんはノースフェイスの「シャトルデイパックスリム SE」というモデルを使用。こちらは2万3760円だ。1万円台の物が多いアウトドア系のリュックから比べると、少々高めだといえる。
「たしかに、カジュアルなリュックより少し高いと思いますが、ポケットも多くて便利。背中にはクッションがついていて、背負っていても疲れません。高級ブランドのカバンに比べれば安いし、むしろコストパフォーマンスはいいと感じています」(Bさん)