こうした「フードロス削減」の動きは全国的に広がっており、意外なところでは日本気象協会も貢献している。『賞味期限のウソ 食品ロスはなぜ生まれるのか』の著者の井出留美さんが語る。
「気温や湿度、降水量などの気象データを分析し、“前日との気温差が大きいから〇〇が売れる”といった需要予測を立てているのです。事業者が生産量や納品量を調整する上で極めて役に立っています」
日本気象協会の試みは、過去に複数の食品メーカーと実証実験をしたところ、フードロスを3割減らす効果があったという。
※女性セブン2018年3月22日号