カフェ「サンマルクカフェ」やベーカリーレストラン「サンマルク」などを展開するサンマルクホールディングスが苦戦を強いられている。
2018年3月期の売上高は515億円で前年同期からの微増を見込んでいるものの、純利益は26億円で前期比25.3%減と大幅減益予想となっている。また、今期の新規出店は46店舗で、前年同期の68店舗から20店舗以上減少。2015年、2016年はいずれも90店舗以上の新規出店があったことを考えると、かなりのペースダウンと言わざるをえない。
厳しい状況にあるサンマルクホールディングスだが、そのなかでもっとも店舗数が多いのが「サンマルクカフェ」だ。外食チェーンに詳しいライターの小浦大生氏はこう話す。
「現在国内に約400店舗を展開しています。スターバックスやタリーズコーヒーに比べるとかなりカジュアルな雰囲気。看板商品の『チョコクロ』は根強い人気です」
『チョコクロ』はクロワッサン生地でチョコを包んだ定番メニューで、1個170円(税別、以下同)。まとめ買いをして差し入れに活用する人も多いという。
「サンマルクカフェは、デザートも充実しています。デニッシュパンにソフトクリームとキャラメルソースがトッピングされた『デニブラン』(390円)や、『自家製コーヒーゼリーパフェ』(490円)、『ストロベリーパフェ』(590円)など、ソフトクリームを使ったメニューが人気です」(小浦氏)