「まずはすべての預金通帳を調べて、1年前の預金残高と現在の残高を比べてください。減っている人はいくら減っているのか。たとえ貯蓄が1000万円しかなくても、1年間の赤字が20万円なら、30年後の90才まで生きた場合、600万円あればいい。家電の買い替えや家の修理、入院といった特別支出を200万円分見込んでも、1000万円で老後を暮らせます」
逆に貯蓄が3000万円あったとしても、赤字が大きければ足りなくなるということ。
「老後に必要なお金は人によって全く違うので、目安になる金額はありません。“何となく不安”はやめて、実際にいくら足りないのかを知ることです。そこで初めて、足りない分を捻出するために外食を控えるとか、車を手放すといった対策を考えることができます」
※女性セブン2018年3月29日・4月5日号