以来、コンサートで地方を訪れた際も100円ショップに立ち寄るようになった。通販も好きだという八代だが、同じ買い物でも100円ショップには通販にはないエンターテインメント性があるのだと言う。
「通販はこれと決めたものが雨が降っていてもきちんと届くところがいいところだけれど、100円ショップは思いもよらなかった見たこともないかわいい商品が見つかる。いつも新鮮な驚きがあるんです」(八代)
この傾向をいち早く察知し、取り入れているのがダイソーだ。同社の広報担当が言う。
「ダイソーでは今、ハロウィン用のコスメやパーティーの仮装グッズなど“おもしろグッズ”に力を入れている。日常品を買うための生活インフラとなった100円ショップですが、今の消費者はそこからプラスαになる“おもしろいもの”“楽しいもの”を求めているのだと思います」
また、最近は100円ショップの商品を自己流にカスタマイズする傾向もある。経済アナリストの森永卓郎さんが言う。
「賢い人は100均商品を素材にして新しいものを作るんです。たとえば、すのことペンキ金具で、オリジナルのインテリアグッズを作るとか。単価100円でも消費者次第で使い勝手が広がります」
売り場には「カスタマイズコーナー」があり、無地の収納ボックスと塗装用具などが一緒に売られている。
「近頃は100均商品で作った棚やインテリアなどが“インスタ映え”すると人気です」(20代OL)
※女性セブン2018年3月29日・4月5日号