若い時に入った保険、そのままにしている人はいないだろうか? 平均寿命が延びている今、高額な死亡保障のついている保険期間内に人生が終わることは少なく、長生きするほどもらえるお金は減っていく…。人生の折り返し地点である50代こそ、保険の見直しのラストチャンスとなるだろう。
大手外資系保険会社の現役営業マンは、次のように語る。
「医療保険は新しい商品ほど使い勝手がいい。例えば、入院給付金は入院5日目前後から出る商品が主流でしたが、今は日帰りでも出る商品が増えています。また、支払った保険料が戻ってくるタイプも。ただ、新たに入るには健康であることが条件。病気にかかる確率が上がることを考えると、見直しはすぐにでもした方が有利でしょう」
とはいえ、前の保険を安易に解約するのも考えもの。若い頃に加入した商品ほど掛金が安く、保険料値上げの影響も受けていないからだ。ファイナンシャルプランナーの高井豪さんはこう語る。
「以前の商品をキープしつつ、掛金の安い商品を追加するのも一案。その場合、特約にも注目を。商品や加入年数によっては、三大疾病や認知症などの保障がつけられます」