カリスマトレーダー池辺雪子 億の極意

1ドル=105円を割った後に意識すべきポイント価格は?

米ドル円、2つのポイント価格

 原稿執筆中、ドル円はトランプ相場の起点101.18円から高値118.68円の上昇幅に対してフィボナッチ・リトレースメント(以下、フィボナッチ)76.4%押しで止まっていますが、ここ最近、「ドル円相場は1ドル=100円を割って90円台まで下落する」という予測をよく聞くようになりました。

 また、世界的な有名人が「リーマン・ショック並みの為替の大変動が起こる」ということを話していたそうですが、そういった話を聞いて相場の下落を心配されている方もいるようです。

 そこで、米ドル円相場について、フィボナッチの計算によって導き出されるポイントとなる価格を紹介しておきます。

 結論から言うと、1ドル=105.02円、1ドル=103.02円、こちら2つの価格がポイントになると私は考えています。

 まず1ドル=105.02円という価格ですが、2016年安値の1ドル=98.195円から、高値1ドル=118.68円まで上昇した値幅に対する3分の2押しの価格です。そして、1ドル=103.02円という価格は、76.4%押しの価格です。

 考え方としては1ドル=105.02円を割って下落してきたら、次は1ドル=103.02円がポイント価格になる、ということです。

 このようなことをお伝えしても、中にはテクニカル分析を信じられない方もいるかもしれません。しかし、信じられない方は過去のチャートを見ていただきたいと思います。そうすれば、フィボナッチの法則通りに相場が動いていることが理解していただけるのではないでしょうか。

 私はリーマン・ショックの時もトレードをしていましたが、その時も相場はきちんとフィボナッチ通りに動いていました。

【PROFILE】池辺雪子(いけべ・ゆきこ):東京都在住の主婦。若い頃から株や商品先物投資を学び、2000年からFX投資を始め、これまでに8億円以上の利益をあげている敏腕トレーダー。2007年春、脱税の容疑で起訴、同年夏、執行猶予刑が確定。その結果、所得税、延滞税、重加算税、住民税、罰金(約5億円)を全て即金で支払う。2010年9月に執行猶予が満了。現在は自らの経験をもとに投資、納税に関するセミナー、執筆活動を行っている。トルコリラ/円、ドル/円、他通貨、日経平均株価などの値動きに関する詳細な分析を展開する「池辺雪子公式メルマガ」も発信中(http://yukikov.jp/)。

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