■タンス
「汚れた洋服は洗濯機に突っ込む→たまったら洗って干す→そのまま干しっぱなし→ハンガーからそのまま着る、という流れなので、まったく不要」「洋服が3パターンぐらいしかないので、ハンガーラックで十分」など、いらないものの筆頭候補に入りそう。
■ドライヤー
これはネタのような話だが、実話だ。ある男性が語る。「私は1浪で入学し、1回留年したため、24歳で卒業したのですが、卒業する頃にはもうアタマのてっぺんが薄くなっていました。入学した時はサラサラヘアーだったのですが、薄毛を隠すために坊主にしまして、ドライヤーを見るだけでも腹が立つので、すぐに捨てました」
■部屋
部屋がいらないとはどういうことなのか? 経験者の男性が言う。「大学入学当初は部屋を借りていましたが、すぐに一人暮らしの彼女が出来て、ほとんどそこで過ごすように。家賃がもったいないので、自分の部屋はさっさと引き払いました」。一人暮らし同士がカップルになれば、半同棲になるのはほぼ必然(もはや一人暮らしではない……)。さらにもうひとり、こんな男性もいる。
「自宅が大学からかなり遠く、一人暮らしを考えましたが、どうしてもお金がありません。そこで、月曜の朝に大きなバッグに着替えを詰めて家を出て、平日は研究室のソファーで寝たり、一人暮らしの友達に泊めてもらったりして、週末に自宅に帰るという生活でしのぎました」
とりわけ理系の学生は実験などで研究室に詰めることも多く、シャワーを浴びるためのだけに部屋に帰るような状況になることも少なくない。部屋がないのはいくらなんでもハードだが、「寝る場所さえあればそれで良いような狭い部屋をキープするだけ」という選択肢はあるのかもしれない。