がんによる医療費破産を恐れて闇雲にがん保険に加入すると、保険料負担で家計が立ち行かなくなるリスクも出てくる。
「両親ともがんで亡くなっているため、心配になって60歳過ぎてがん保険に加入したが、月々1万円以上の支出は正直きつい。しかも掛け捨てだから、妻からは『がんにならなかったら大損することになる』と真顔で言われています」(72歳男性)
前出・内藤氏が語る。
「生涯でがんを発症する割合は2人に1人です。がん保険に入っても入らなくても、がんになった場合の収入をどうやりくりするかは、50歳を過ぎたタイミングで真剣に考えるべきだと思います」
※週刊ポスト2018年4月6日号