ビットコインは2010年代には欧州債務危機や中国人民元への信頼低下の局面で、資金が流入して時価総額が大きく拡大した経緯がある。したがって、金と同じように安全資産として注目される存在に成長する余地もあるだろう。
仮に現在、金に投資している投資家が資金の一部をビットコインに振り替える動きが強まれば、ビットコインは現在の「投資的な位置づけ」に加え、金のような「代替投資の対象」という側面も出てきて、2つの要因から資金流入が増加すると考えられる。約900兆円の時価総額を有する金市場から5%(45兆円)でもビットコイン市場に流入すれば、それだけでビットコイン市場の時価総額は現在の3倍に膨れ上がる計算となるのだ。
こうしたことを勘案すれば、ビットコイン価格は200万円回復どころか、それほど遠くない将来に500万円に達する可能性すらあるのではないか。