キャリア

子育て主婦が資格取得にチャレンジ 登録販売者になり月収11万円に

薬局やドラッグストアは「年をとるほど輝ける職業」だという(イメージ)

 新しいことを始めるのにピッタリなこの季節。資格を取得すれば仕事の幅は大きく広がる。実際に資格をとって「人生が変わった」というリアルケースを紹介しよう。

「40才までは子育て一筋でしたが、このまま世間知らずで年をとっていいのかな?って思いがずっとあって…。子供が手を離れたのを機に、資格を取って働くことにしたんです」

 そう振り返るのは、千葉県在住の主婦・Y.Sさん(51才)だ。40才で医療事務と調剤事務を取得後、48才で登録販売者になって3年目。11年前、通信講座で医療事務の資格を取得。調剤薬局でも働けるよう調剤事務の資格も取得した。

「調剤薬局で薬剤師さんと話すうちに、事務だけでなく、薬にも詳しくなりたいと思ったんです。そこで、以前から興味があった漢方にも強い、登録販売者資格取得の学校を見つけ、パートもやめて1年間通いました。朝の通勤ラッシュ時に学校に通うなんて、学生時代に戻ったみたいで、楽しかったですね」

 通学を選んだのは、通信講座のテキストを入手したものの、専門用語が多く、独学では難しいと感じたからだ。

 そして48才で登録販売者の資格を取得。その後は自宅近くの大型ドラッグストアで活躍中で、10~11万円の月収を得ている。

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