希少疾病薬とされる患者数は5万人以下、効果が類似した後発薬の場合は3番目までなど、条件が明記され、それから外れた新薬は効果に関係なく、値下がりの対象となった。さらに、薬をつくる製薬会社からも絞り込まれ、新薬開発の貢献度が高い上位25%(83社)の薬のみが新薬加算条件の対象とされた。
その結果、昨年の416成分823品目から314成分560品目へと大幅に絞り込まれたのだ。加算総額も総額1060億円から250億円減って810億円に下がっている。
オプジーボを筆頭に、認知症薬「メマリー」、降圧剤「セララ」、糖尿病治療薬「カナグル」などの有名薬が名を連ねている。有名薬以外にも、爪白癬治療薬、口腔乾燥症状改善薬などさまざまな薬の価格が平均して1~2割下がることになった。
※週刊ポスト2018年4月13日号