新しいことを始めるのにピッタリなこの季節。資格の取得は採用にも有利になる。今年は“使える資格”にチャレンジしてみてはいかが? この資格で人生が変わったというリアルエピソードを紹介する。
婦人服デザイナーだった東京都在住の女性・K.Nさん(53才)は、結婚後に退職、子育てに専念してきた。子供が手を離れた40代後半、寂しさを感じたという。
「この先の人生、私には何もないのかなって。それでいくつか習い事に通ったんです。その中で夢中になれたのが着付けでした」
“きれい”を追求することが好きだったNさんは、人に着物を着せ、きれいになって喜んでもらえるのが楽しくなったという。
「着付けのおもしろいところは、一人ひとり体形が違うので、毎回作品を作るような感覚が味わえるところ。材料費も必要なく、どこでも身一つでできる着付けの技術は、私の“財産”ですね」
ただし、着付けを学ぶ際は、教室選びが重要だという。というのも、教室によってはセミナーと称した着物販売会があったり、無料を謳っていても、教材として着物の購入が必要な場合があるからだ。