幸子さんが先に帰宅し、3人になった時、晴香さんが言いました。
「うちの旦那くんに話したら、幸子さんちのご主人の会社って、年収はたかが知れてる額だったんですよ。私たちみたいな外資系金融とかならまだわかるけど、ベンチャーでしょ? うちの旦那くんも『あのマンション、3LDKだったら家賃30万~40万円くらいはすると思うけど、払えるくらい稼いでるのかな?』って首傾げていて」
晴香さんの会話の主語がいつも「旦那くん」なのが耳障りになってきます。
こうしたケースは晴香さんだけではありません。「夫」でマウンティングし、「ママ友の夫の年収を勝手に調べる」のが“麻布妻”の典型的パターンなのです。