薬の種類に限りがある場合も
一方、一般薬局は、特定の病院からの処方箋受付を見込めないことから、調剤基本料は410円と最も高い。処方される側からすると、薬代が高く付いてしまうことになる。ただし、“それならば院内処方が一番いい”とは一概に言えないという。
「院内薬局は、その病院で出される処方箋しか受け付けないため、薬の種類に限りがあったり、ジェネリックにするかどうかを自分で選べないなどの“制限”があります。門内薬局や門前薬局の場合も、取り扱う薬の種類は処方箋を出す病院の方針によって限定されるケースがある。
一方、一般の薬局はいろいろな処方箋に対応するため、多くの種類の薬を取り扱っています。その選択肢の多さをどう考えるかも大切です」(前出・狭間氏)
※週刊ポスト2018年4月20日号