総合的に今回の日米首脳会談を評価すると、「北朝鮮問題」で多少の得点は認められるが、「日米貿易問題」では全く得るところが無かった。100点満点で判断するならば、30点程度が相当だろう。
安倍首相は、起死回生、一発逆転の満塁ホームランを狙って訪米したのだろうが、かえって、足を引っ張るような結果となったのではないか。
(2018年04月20日東京時間01:15記述)
◆松田哲(まつだ・さとし):三菱信託銀行、フランス・パリバ銀行、クレディ・スイス銀行などを経て、オーストラリア・コモンウェルス銀行のチーフ・ディーラーとして活躍。現在は松田トラスト&インベストメント代表取締役として外国為替や投資全般のコンサルティング業務を行う。HPは「松田哲のFXディーラー物語」(http://matsudasatoshi.com/)。メールマガジン「松田哲の独断と偏見の為替相場」も発信中。