家計

バビロンの大富豪が実践したお金持ちへの第一歩、「先取り貯蓄」とは?

お金持ちになる第一歩とは?(Getty Images)

 お金持ちを目指すにはまず何から始めればいいのか──。答えは簡単。「まずはお金を貯めること」に尽きる。しかし、その答えを誰もがわかっていながらも、なかなか実践に移せず、たとえ始めても途中で断念してしまうケースが後を絶たない。

「実はこの悩み、かつて古代都市バビロンで一番の大富豪となったアルカドも若い頃に抱えていました」というのは、ファイナンシャル・プランナーの藤川太氏(家計の見直し相談センター・代表)だ。今から約100年前に出版され、現在も読み継がれる世界的名著『バビロンの大富豪』(ジョージ・S・クレイソン著)から読み取れる、お金持ちへの第一歩について藤川氏が解説する。

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 役場の下級書記官だった若き日のアルカドは懸命に働いても、一向にお金が貯まらず、ある日、大金持ちのアルガミシュに「どうすれば金持ちになれるのか」と教えを請いました。その最初の答えがこれでした。

〈収入がどんなに少なくても10分の1は必ず自分のために遺す。それだけは絶対に守れ。まずは収入の1割を自分自身に支払うのだ〉(藤川氏・監修『大富豪が教える成功法則』より)

 これは、収入が入ったら、まず1割を真っ先に貯蓄するという「先取り貯蓄」の考え方です。

 それだけを聞くと簡単に思えるかもしれませんが、アルカドがその後大富豪になれたのは、このアルガミシュの言葉を忠実に守り、「必ずや富を増やし財産を築きたい」という強い気持ちを抱き続け、実行したことに尽きます。

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