ユニクロのクルーネックTシャツを愛用している40代の男性はこう話す。
「3枚990円のTシャツは、ちょっと弱々しい感じで数回洗濯するとかなりくたくたに。590円の『ドライカラークルーネックT』は案外耐久性がある印象です。私が愛用しているのは1000円の『ドライカラークルーネックT』。首元が“ダルダル”になるようなこともないし、適度な通気性もあって、夏場にはシャツの下によく着ています」
単純な安さ比較ではGUに軍配
GUでは『マーセライズドクルーネックT』(790円)、『サイドシームレスクルーネックT』(990円)、『クルーネックT』(590円)など、こちらも様々なTシャツが販売されている。価格帯もユニクロと近い。また、インナーのカテゴリーであれば、『インナークルーネックT』が4枚パックで990円、1枚あたり約246円となっている。
一方、しまむらでは、クルーネックのポケット付きTシャツが500円(税込み)。インナーでは2枚組の綿100%DRYインナー半袖丸首Tシャツが税込み980円、1枚あたり490円となっている。
しまむらやGU、ユニクロなどをよく利用するという40代の女性はこう話す。
「しまむらは、女性ものを買いに行くというイメージ。男性もののシンプルなアイテムであれば、ユニクロやGUのほうが強い印象があります。また、ユニクロよりGUのほうが安いという感覚はありますが、無地のTシャツなんかだと、値段そのものはそんなに変わらないと思います。
ただ、安いものは生地がものすごく薄かったりするので、単純に値段だけでは評価できない。3枚とか4枚パックで売られているTシャツは、洗濯に弱いというイメージで、私はあまり買いません。1000円くらいのTシャツか、インナーであれば速乾性がある生地のTシャツなどを買うようにしています」
安さが魅力の一つとなっているファストファッションだが、その値段ばかりが重要なわけではない。いくつかの店を回って、好みの素材、好みのシルエットのアイテムをしっかり選ぶことが、賢い買い物の秘訣となるだろう。