同じ靴下をまとめ買いしておくメリット
USBケーブルやイヤホンのように、高級なものを長く使うよりも、安価なものをまとめ買いしておいたほうがラクだというものは少なくないようだ。たとえば、ビニール傘などは、まさにその代表例だろう。20代のウェブデザイナーNさんはこう話す。
「私の会社では、ビニール傘は社員の共有となっています。会社で500円くらいの傘をまとめて15本くらい買っておいて、それを自由に使っていいというシステム。会社にいる間に雨が降ったら、社員たちがみんなその置き傘をさして家に帰ります。逆に、朝傘をさして出社したのに、帰る時に雨が止んでいたら、そのまま会社に置き傘となるわけです。ほぼ使い捨ての感覚ですが、便利なシステムです」
一方、同じ靴下を何個も買い置きしているというのは40代の男性会社員Fさん。ユニクロの黒いソックスを何足も購入しているという。
「ユニクロの5足で1235円のソックスを常時10足くらいストックしています。色は全部黒。普段会社へ行くときはスーツなので、靴下には何のこだわりもありません」
同じ靴下を買いだめしておく大きなメリットは、片方がだめになっても、もう片方を使いまわせることだという。
「何種類ものソックスを使っていたら、片方に穴が空いたら、両方ともダメになるわけじゃないですか。でも、全部同じソックスなので、穴が開いているものだけを処分すればいい。総数が奇数になっていたとしても、全然気にすることはないんですよ。いつの間にか靴下がなくなっているなんてこともあるので、同じ靴下を買い置きしておくのも便利です」(Fさん)
高級品を揃えるのもいいが、安いものを大量に買っておくというのも、一つの選択肢かもしれない。