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円安基調が続くドル円相場、GW中も「潜在的な円高要因」に要警戒

ドル円相場の「潜在的な円高要因」とは

 今年は4月27日が金曜日なので、多くの人にとっては4月28日土曜日からゴールデンウィークがスタートする。日々の仕事から解放されて、遊びもFX(外国為替証拠金取引)もと張り切っている投資家も多いことだろう。

 その気持ちに冷や水を浴びせるように見えるかもしれないが、ゴールデンウィーク中はFX取引を休んだ方が良い、と考えている。世界のマーケット参加者も、日本のゴールデンウィークに合わせて休暇を取るので、マーケットが薄くなり、値段が乱高下しやすくなるからだ。

「遊びもFXも」と欲張っているのなら、なおさら、休んだ方が良いだろう。「遊びながら、相場でも儲ける」と安易に考えているならば、損をしても当たり前。相場をやるなら、休みを返上して、真剣にフル態勢で臨むべきである。

 遊びながら適当にやって儲かるほど相場は甘くない。それでもやりたい、遊びはあきらめてフル態勢で真剣に臨むというのであれば、これから挙げる問題点に注意して取引してほしい。

 ドル/円は、3月下旬に104.50アラウンドの安値を付けたが、その水準を底値にして、上下動を繰り返しながら上昇を続け、ゴールデンウィーク直前の4月下旬には、109.50アラウンドの高値を付けている。つまり、この1か月で、約5円も「ドル高円安」が進んだ。

 市場参加者が極端に少なくなるゴールデンウィーク中に、その傾向が持続するのかどうかに注意を払う必要がある。なぜかと言うと、ドル/円には「潜在的な円高要因がある」と考えるからだ。

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