レジで読み取り機にかざすだけで支払いができる電子マネー。クレジットチャージでポイントが2倍になったり、公共料金支払いでポイントが溜められたりと、現金払いするよりもお得になる。
そもそも電子マネーは、事前にお金をチャージ(入金)する「プリペイド型(前払い)」と、クレジットカードと組み合わせて使う「ポストペイ型(後払い)」に大きく分かれる。Suica、nanaco、WAON、楽天Edyなど、現在流通している電子マネーの多くはプリペイド型だ。
一方、プリペイド型に比べて数は少ないが、ポストペイ型も活用次第では大きなメリットを得られる。
ポストペイ型は、クレジットカードの引き落とし時に、一緒に電子マネー利用分を支払う仕組み。
クレジットカードと同じように見えるが、決済時にサインや暗証番号の入力が必要ないことが、クレジットカードとの大きな違いだ。少額決済が素早くできるのも、電子マネーならではの魅力だろう。
自宅や職場の近くにローソンがある人には朗報。NTTドコモのポストペイ型電子マネー「iD」が搭載されたクレジットカード「dカード」を使うと、ローソンで買い物時に最大5%お得になる。電子マネーに詳しい消費生活評論家の岩田昭男さんがこのカラクリについて説明する。
「iDとdカードを組み合わせれば、ローソンでの決済時に1%がポイント還元され、月のカード請求額から3%割引になり、更にdカードをレジに提示すれば、1%のポイントがプラスされるのです」(岩田さん)