「招かれるのはよいけど、招くことができない」──シンガポールに住んでいるとそんな悩みにつきまとわれます。パーティーのインフレ、マウンティングのループから抜け出すには、自分は「よい参加者」に徹する(出欠の返事をすぐにする、喜ばれるギフトやメッセージカードを用意するなど)か、日本というコンテンツを前面に出したお土産を持っていくなど、別の次元で戦うかしかないのかなと思っています。参加し続けるにも気の利いたギフトが必要なので交際費は日本にいた時以上にかさんで大変な一面もあります。
◆はなわ・ようこ/ファイナンシャル・プランナー、CFP認定者、1級FP技能士。青山学院大学国際政治経済学部卒業後、外資系投資銀行に入社。退職後、FPとして独立。現在はシンガポールに在住。『少子高齢化でも老後不安ゼロ シンガポールで見た日本の未来理想図』 (講談社+α新書)、『毒舌うさぎ先生のがんばらない貯金レッスン』(日本文芸社)など著書や監修本多数。http://yokohanawa.com/index.html