『日経225=45度の角度で上昇』が示すことは?
まずは日経平均株価について中長期的な見通しについてですが、現段階で私は「日経平均株価の大きな流れは買いスタンスのままで、年内に2万6000円くらいまで上昇してもおかしくない」と考えています。
週足チャートでトレンド系のテクニカルツールである「移動平均線」を見ても、長期線が一番下にありますし、月足チャートで移動平均線を確認しても買いの状況が続いています。
では直近の見通しに関してはどうでしょうか?
日経平均株価のチャートを見ると1つ気づくことがあります。日経平均株価は3月末から上昇傾向が続いていますが、おおよそ45度の角度で上昇を続けている、ということです。
実は、相場の法則から言って45度の角度で上昇している場合には上昇トレンドが長く続く傾向にあります。そうしたこともあり、まだ上昇傾向は続くのではないか、と分析しています。
日銀によるETF(上場投資信託)購入がもう1年継続されるのかどうか、その発表があると想定される6月末あたりまでに、日経平均株価は2万4000円くらいまで上昇する可能性もあると見ています。
日経平均株価は3月26日の安値から約1か月半の間に約2600円幅上昇しているので、これから1か月の間に1000円幅くらい上昇しても不思議ではないでしょう。