日経平均株価が約3か月半ぶりに2万3000円台を回復するなど、日本株が再び上昇基調に入っているように見える。はたして、今後もこの上昇基調は続くのか。カリスマ主婦トレーダーとして知られる池辺雪子さんが、見通しを解説する。
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今年の2月に相場が大きく下落した際、私は「長期的に見れば日経平均株価は上昇していく方向で見ている」ということを、セミナーなどでお話させてもらっていました。
それに対して「こんなに下落しているのに買いのスタンスのままなのか?」と疑問に思われる方もいたようです。しかし現在、日経平均株価は再び上昇してきています。
ここで私がお伝えしたいことは「相場の大きな流れをきちんと見極めることが非常に大切だ」ということです。目先の動きに振り回されるのではなく、まずは相場の大きな流れを見極めなければいけない、と私は考えています。
大きな流れを見誤らず、そして資金管理さえきちんとできていれば、少々不利なポジションを持ってしまったとしても、待っていればいずれ利益が得られるはずです。
では日経平均株価について、今後の見通しはどのように想定されるでしょうか? 私の考えをお伝えさせていただきます。