地方では「不便」という洗礼も待っている。
「とくに深刻なのが移動手段の乏しさ。バスや電車などの公共交通機関は日に数回の運行で利便性がなく、タクシーに頼ると月数万円の出費になる。軽自動車を150万円で購入して10年で買い替えた場合、ガソリン代や税金などで年間約15万円の維持費がかかるうえ、高齢になればいつまで運転できるかわかりません。
田舎は物価が安いと言われますが、競争がないので定価販売のスーパーも多く、セールを行なう都市部より割高になることがあります」(同前)
※週刊ポスト2018年6月1日号