郊外にも積極的に店舗展開するイオンは、国内だけで店舗数約1万7000店にのぼる。店舗数の拡大に伴いWAON利用者も増え、2015年にはWAONの年間利用額は2兆円を突破した。
「郊外はひとつひとつのお店が離れていて、目的の買い物が1か所で揃わないこともあり、お店を回る必要がありました。でも、イオンなら食料品も日用品も日々の買い物は大体揃うし、WAONで支払えばポイントも貯まる。買い物はもっぱらイオンだけになりました」(A子さん)
WAONカードは、イオングループのお店のレジやサービスカウンターに行けば、発行手数料300円(税込)で買える。年会費はかからず、個人情報の登録も原則必要ないため、購入した瞬間からすぐに使用可能だ。
WAONを使う
ここからはWAONの具体的な使い方について解説する。
【1】入金する
WAONカードを入手したら、まずは入金しなければ使えない。イオンのお店にある端末「WAONチャージャー」や、イオン銀行ATMにWAONカードをかざして、現金を入金(チャージ)しよう。
機械の操作が不安な人は、レジで店員に入金してもらうこともできる。1回のチャージ額は最大4万9000円、5万円までチャージ可能だ。
【2】支払う
WAONカードに入金できたら、いつも通りに買い物を楽しもう。会計の際、店員に「WAONで払います」と伝え、レジの横に設置された読み取り機にかざすだけ。
「ワオーン!」という犬の鳴き声の音がしたら決済完了だ。残高不足や通信不良などで決済に失敗すると「コキーン」というような音が鳴る。