発行枚数は累計7000万枚、イオングループが発行する電子マネー『WAON』。給与振込口座をイオン銀行にすれば毎月10ポイント、ペットボトルや古紙をイオンへ持っていけばポイントをゲットできるなど、お得な裏ワザも少なくない。WAONカードには、クレジットカード一体型などさまざまな種類があるが、その選び方、賢い使い方を解説する。
イオンカードセレクト
毎日の買い物にイオンを利用しているなら、入会・年会費が無料のWAON一体型クレジットカード『イオンカードセレクト』がお得。ポイントサービスに関するコンサルティング会社「ポイ探」代表の菊地崇仁さんが話す。
「前提として、イオンカードセレクトは、入会時にイオン銀行口座の開設が必要です。口座を紐づけておくことで、WAON残高が不足した際、口座から自動的に入金される『オートチャージ』が設定できます(口座に残高が不足している場合は入金されない)。イオンカードセレクトは、支払い時にも0.5%のポイントがつきますが、オートチャージ設定を行っておくことで、チャージした額に対しても同率のポイントがつく唯一のカードなんです」
同カードを活用しているポイント専門コンサルティング会社「エムズコミュニケイト」代表の岡田祐子さんが、さらなるメリットをこう話す。
「7月からは、給与振り込みやWAONのオートチャージ設定などいくつかの条件を満たせば、イオン銀行の普通預金金利は0.1%になります。低金利の今、メガバンクの100倍の金利を得られる銀行はなかなかありません」