ちなみに、2015年度の金融広報中央委員会「子どものくらしとお金に関する調査」(第3回)によると、1か月のおこづかいの平均額は、小学生・低学年が1004円、中学年が864円、高学年が1085円、中学生は2536円、高校生は5114円となっている(小学生は「月1回」もらう場合の平均値)。
長続きできる方法で“管理”をさせる
おこづかいを渡したら、もう1つ、やらせるべきなのが、おこづかい帳をつけさせることだという。
「ただ、実際におこづかい帳が長続きする子は少ないんです。あくまで、子供の力でお金を管理させることが大事なので、無理やりおこづかい帳をつけさせる必要はありません。わが家では、管理するための箱を作りました。
箱を『貯金』『欲しい物(漫画やおかしなど)』『必要な物(学校用品など)』に区切り、そこに必要なお金を入れさせるんです。この箱を使うと、必要な物と欲しい物の区別を自然と学べます。そして、おこづかいがいくら足りないか明確になるので、どう増やしてもらうか、親に交渉する訓練にもなります」(竹谷さん)
親はおこづかいをあげたら、管理できるよう誘導することが大切なのだ。
※女性セブン2018年6月21日号