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“投げ銭”効果も? 配信者が語る「動画配信サービス急拡大」の背景

群雄割拠の動画配信サービスの今はどうなっているのか(動画配信中の原田真緒さん)

 最近、「17Live」(イチナナ)というスマホアプリがSNS広告や電車広告、テレビCMなどで盛んに宣伝している。渋谷駅周辺では広告ジャックをしていたほか、宣伝カーも走っていて、どこかで一度は目にしたことがあるかもしれない。

 イチナナは台湾で始まったライブ配信アプリで、2017年9月に日本に上陸。ユーザー数は4000万人以上で、現在、アジアでリードする急成長中のアプリだという。現在は「プロニート」として活動し、動画配信者としても活躍する元グラビアアイドルの原田真緒さん(29)は、「昨今、このような動画配信アプリ・ライブ配信アプリが続々と登場していて、まさに“戦国時代”に突入しています」と話す。

 動画配信・ライブ配信とは、主にスマホやPCなどから動画をリアルタイムで配信し、閲覧者はチャットのような形で、文字を使ってコミュニケーションをとることができる。原田さんが語る。

「かつて『配信といえばニコ生(ニコニコ生放送)』でしたが、配信者からすれば、有料会員にならないと配信できなかったり、利便性の悪い点もありました。そんななか、完全無料で配信できて閲覧もできるツイキャス(TwitCasting)が徐々に人気化し、勢力を拡大してきました。今はツイキャスが国内の動画配信業界を牽引している存在だと思います。ちなみに、イチナナ、ニコ生、ツイキャスのほかにも、ふわっち、Pococha(ポコチャ)、SHOWROOMなど、数々の動画配信アプリがあります。そのほかにも、LINEライブ、インスタライブのような付帯機能としての動画配信アプリ・サービスもあります」(原田さん)

 選挙や政治関連のイベント等では「Ustream」を見たことがある人も少なくないかもしれない。かつての定番動画配信サービスに加え、多種多様な新規アプリ・サービスが登場し、“戦国時代”に突入してきているのだ。

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