投資

相場と天体、易学、そして重力の関係について

 チャートで相場を分析するというのが、いわば、常識となっていますが、アストロジー(占星学)とか、気学運勢暦(気学で開運し相場もわかる本)といったもので、相場を分析する方法もあります。

 私がニューヨークに駐在していた頃、天体と為替の関係に詳しい大手英系銀行ニューヨーク支店の日本人ディーラーがいて、ある日系大手生命保険会社の為替担当者と二人で、お告げを定期的に聞きに(平たく言うと、定例の飲み会)行ったことがあります。

 彼曰く、為替は天王星と金星の動きに影響をうけ、米国債は月の動きに影響をうけるとのことでした。

 非常に面白かったのは、彼が天王星と金星の動きから示す注意日と、気学運勢暦で示す注意日が重なった時は、まず間違いなく相場は動きました。初めのうちは単なる偶然と思っていましたが、何度も偶然が重なると、なにかやっぱりあるのではないかと、思わざるを得ませんでした。

 またこれは天体でも易学でもありませんが、チャートを見る時やはり重力のある世界に、自分は生きているのだということが分かります。というのは、上がるチャートよりも、下がるチャートのほうが、すんなりと入ってくるからです。

 お試しいただくとよく分かりますが、重力に反して苦労しながら上がっているように見える上げのチャートでも、ひっくり返して見てみると、しっかりと下がろうとしている(実は、上がろうとしている)ことが分かります。

 また、ドル/円の動きの典型的なパターンは、時間を掛けてジリジリ上げて、落ちる時はあっという間と感じるのも、生きている世界が、重力のある世界だからかもしれません。

 やはり相場とはこうした天体の動きや、易学や、重力によって、少なからず、影響をうけていると考えたほうが、素直なのではないかと、個人的には思います。

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水上紀行 プロフィール

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