例えばドル円相場は6月8日にいったん1ドル=109.185円(くりっく365)まで下落した後、翌週6月15日には1ドル=110.915円まで上昇しました。2万通貨の買いポジションを持っていれば3万円以上の差益となります。
トルコリラ円相場で買いポジションを1万通貨持つと、年間で約3万3000円以上の金利が得られますが、ドル円相場でトレードしていて、109円台で2万通貨の買いを持てばそれだけで3万円以上の差益が取れたわけですから、差益狙いでトレードされる方が圧倒的に早く利益になります。
もしくは資金に余裕のある方でしたら、金利と差益の両方を取るハイブリッド方式でトレードするのも良いでしょう。
実際に、トルコリラ円相場で金利狙いの買いポジションを持ちながら、くりっく株の日経225やドル円、ポンド円などで差益狙いのトレードをされている生徒もいます。金利で確実に利益を得ながら、差益でも利益を積み上げ効率よく資金を増やされているということです。
いずれにしても、ライフスタイル、性格、資金力などを考慮して、自身に合った手法を選ばれることが大切だと私は考えています。
チャートを開いて最初にすること
では、話を変えて、1つ逆に質問をさせていただきます。あなたはチャートを開いた際、最初にどういった視点でチャートを確認しますか?
自分が普段使っている短い足のチャートだけを確認する方も多いかもしれませんが、それはおすすめできません。大切なことは、まず始めに「相場の大きな流れはどちらに向いているのか?」を確認することだと私は考えています。
それはどういうことでしょうか?
一例を申し上げると、例えばドル円の月足チャートにストキャスティクスを表示させると、6月の原稿執筆時点ではまだ100%まで届いていない状況でした。このことから「ドル円相場の大きな流れは上昇方向にある」と見ることができます。