閉じる ×
大前研一「ビジネス新大陸」の歩き方

大前研一氏 RIZAPの海外展開に伴うノウハウ流出を懸念

 その点で可能性があるとすれば、ゴルフスクールのライザップゴルフだろう。ゴルフはフォーム改善のノウハウがほぼ世界共通であり、データベースを基にシステム化してレッスンすれば、結果にコミットしやすいからである。とはいえ、すでにゴルフは世界的な斜陽産業だ。よってこちらも期待薄、ということになる。

 松本氏のリーダーシップに期待するという海外事業そのものにも疑問符が付く。たとえば中国でRIZAPを展開したら、すぐ有力トレーナーにノウハウをパクられてしまい「LIZAP」や「IZAP」「ZAP」のような偽ブランドが次々と登場するに違いない。

※週刊ポスト2018年7月13日号

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。