その点で可能性があるとすれば、ゴルフスクールのライザップゴルフだろう。ゴルフはフォーム改善のノウハウがほぼ世界共通であり、データベースを基にシステム化してレッスンすれば、結果にコミットしやすいからである。とはいえ、すでにゴルフは世界的な斜陽産業だ。よってこちらも期待薄、ということになる。
松本氏のリーダーシップに期待するという海外事業そのものにも疑問符が付く。たとえば中国でRIZAPを展開したら、すぐ有力トレーナーにノウハウをパクられてしまい「LIZAP」や「IZAP」「ZAP」のような偽ブランドが次々と登場するに違いない。
※週刊ポスト2018年7月13日号