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家族で通える「串カツ田中」 大人も子供も楽しめる遊び心

子供も喜ぶ「自分で作る系メニュー」

 居酒屋と同様のスタイルのチェーンであるが、ファミリー客が多いのも串カツ田中の特徴だ。

「ソフトクリームなどのデザートも含めてメニューが豊富なので、幅広い年齢層のお客さんに親しまれる。『ポテトサラダ』だけでなく、テーブルで作るタイプのメニューは子供に人気のようです。また今年の6月1日から完全分煙化となったことで、子供がより利用しやすくなったといえるかもしれません」(小浦氏)

 家族で串カツ田中に行くことが多いという30代の主婦Aさんはこう話す。

「7歳の娘は、串カツ田中の『たこ焼き』(9個390円、20個490円)が大好き。テーブルの上でたこ焼き器を使って自分で焼くんです。自分で握るタイプの『田中のおにぎり』(480円)も子供が大好きです。大人たちは串カツを食べますが、子供はむしろちょっとした料理を楽しむために串カツ田中に行っているようなものです」

自分で焼いて食べる「たこ焼き」

自分で握って食べる「田中のおにぎり」

 ちなみに『たこ焼き』(9個)は、小学生以下の子供連れであれば無料で提供される。

 単純に食を楽しむというだけでなく、ちょっとした遊び心の要素もある串カツ田中。それは、子供向けのものだけではないようだ。30代の男性会社員Bさんも、串カツ田中の大ファン。

「『チンチロリンハイボール』というのがあって、2つサイコロを振って、ゾロ目だと1枚無料、偶数だと1杯半額、奇数だとWサイズで料金倍額になる。どうせ2杯くらいは飲むし、特に損にはならないので、運試しという感じで必ず頼んでしまいます」

 そんなBさんは、串カツ田中の魅力の一つとして、そのリーズナブルさを挙げる。

「大量にお酒を飲めばそれなりにお金もかかりますが、2~3杯程度であれば、1人2000~3000円でお腹がパンパンになるくらい食べられる。串カツであれば、1本200円以下でたくさん種類も頼めますし、個人的にコスパはいいと感じています。そういう意味では、飲みよりも食事に向いているような気がします」

 子供から大人まで、串カツ田中は、高い支持を得ているようだ。

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