親が高齢になったとき、直面するのが「買い物」の問題。買い物の足に不便を感じるようになったとき、どう対応すべきか。各地で様々な取り組みがなされている。
生活協同組合コープこうべ(兵庫県)では、高齢者を対象に、事前登録の上、自宅と店舗間を無料送迎する『買いもん行こカー』を運行中。実施店のコープデイズ神戸北町、コープデイズ相生、コープデイズ神戸西に加え、今年6月からは加古郡稲美町のコープ稲美でも運行開始。買い物の足に不便を感じる高齢者のべ560人/週(月~金曜)の支援を進めている。
また第1・3土曜にはコープデイズ神戸西近隣のサービス付き高齢者向け住宅の居住者を募り、ショッピングリハビリを実施。体を預けて楽に歩ける専用カート『楽々カート』を使って買い物を楽しむ。
「ショッピングリハビリの参加者には、歩行困難やとじこもり気味のかたもおられますが、『買いもん行こカー』で店舗まで来られ、組合員の買い物ボランティアとおしゃべりしながら買い物をするうちに、とても生き生きと元気になられます。歩行訓練は嫌いだけれど買い物は大好き!という声も」(コープこうべ店舗事業部統括 平井寛さん)
※女性セブン2018年7月19・26日号