高齢者が多い地域で大きな問題となるのが「買い物」の足。それを解消する手段として注目を集めているのが「移動販売車」だ。
2012年、65才以上が半数を超える限界集落、広島県の神石高原町と連携し、食品や生活用品を積んだ移動販売車第1号を運行したローソン。2016年には常温、20℃、5℃、冷凍の4温度帯に対応し、より種類豊富な品揃えに。現在までに36都道府県で約110台が稼働している。
「近年は地方の中山間地域に限らず、都市部の集合住宅などでもニーズが高まっています。高齢者が集中する地域では見守りも兼ね、リクエストに応じた品揃えも喜んでいただいています。
ローソンの移動販売車は品物販売だけでなく、集まって来られる地域のかたがたが買い物を通じてつながる“買い物コミュニティー”になれることを目指しています」(ローソン広報室)
販売地域により品揃えの種類は違うが、1台あたり約300品目の商品を搭載。限界集落、中山間地域のほか、高齢者施設にも出向く。
※女性セブン2018年7月19・26日号