また、「エルドアン大統領が戒厳令を解く旨の発言をした」という情報が入ってきましたが、実際に戒厳令が解かれる日程のアナウンスがあれば、それが上昇要因となる可能性もありますし、くりっく365の売買比率を確認すると買い残の枚数が以前に比べてかなり減っていることもポイントになります。
まだ買い残が多い状況に変わりありませんが、それでも1トルコリラ=22.22円まで下落する過程でかなり買い玉が振り落とされたことが見て取れます。諦めて買い玉をロスカットされた方も多かったのでしょう。
さらに、1トルコリラ=31円の水準に窓が開いていますので、その水準まではいずれ間違いなく上昇すると考えられます。そして長期的に見て、ゆっくりだとは思いますがトルコリラ円相場は上昇していける方向で私は考えています。
ただし、いつかなる状況にも耐えられるよう、しっかりと資金管理を行うことは忘れてはいけません。
【PROFILE】池辺雪子(いけべ・ゆきこ):東京都在住の主婦。若い頃から株や商品先物投資を学び、2000年からFX投資を始め、これまでに8億円以上の利益をあげている敏腕トレーダー。2007年春、脱税の容疑で起訴、同年夏、執行猶予刑が確定。その結果、所得税、延滞税、重加算税、住民税、罰金(約5億円)を全て即金で支払う。2010年9月に執行猶予が満了。現在は自らの経験をもとに投資、納税に関するセミナー、執筆活動を行っている。トルコリラ/円、ドル/円、他通貨、日経平均株価などの値動きに関する詳細な分析を展開する「池辺雪子公式メルマガ」も発信中(http://yukikov.jp/)。