飛行機に乗らなくとも、普段の買い物や食事でマイルを貯めることは十分可能だ。そんな「空」ではなく「陸」でマイルを貯める人のことを「陸(おか)マイラー」という。現在急増中の陸マイラーの実態を紹介しよう。
「貯まる人生と貯まらない人生、どっちがいいんですか?」──先ごろ放送されたバラエティー番組『沸騰ワード10』(日本テレビ系)での風間俊介(35才)の言葉が話題だ。
風間は、飛行機に乗り、航空会社のステイタスを貯めることに夢中になっているという。ステイタス(1年で飛行機に乗った回数で決まるランク)を貯めることで、空港の専用ラウンジや専用チェックインカウンターが利用でき、混雑を回避することができる。
「すべてはマイルのために。すべてはステイタスのために」と言うほど、風間のステイタスとマイルに対する思いは強い。そこで、彼をそこまで夢中にさせている「マイルを普段の生活で貯める方法」を実践している、2人の女性に話を聞いた。
「私の場合は、ビジネスクラスに乗ってみたいという好奇心から始めました!」と言うのは、神奈川県に住む月本圭子さん(仮名・49才)。
月本さんは陸マイラー歴2年で、始めた年は15万マイル、2年で30万マイル貯めることができたという。国際航空券をビジネスクラスで換算した場合、1マイルは約4円となるから、今のシーズンだと、ビジネスクラスでハワイに往復で2回は行ける。30万マイルだと、ニューヨークへ3回も行ける計算となる。
マイルを貯めることで受けられる主な特典は、【1】特典航空券に換えられる、【2】座席のアップグレードができる、【3】提携会社のポイントに換えられる、といったところだ。