カリスマトレーダー池辺雪子 億の極意

トルコで独裁色が強まる トルコリラ相場への影響は?

トルコリラ円相場の長期見通し

 では今後、トルコリラ円相場はどのように推移すると予想されるでしょうか。私の見通しをお伝えします。

 売買比率(くりっく365)を確認すると、買い残が毎日減ってきている状況が見られ、少しずつ全体のポジションが軽くなってきています。

 1トルコリラ=23円台で買いポジションを持たれて、24円台に入ってきた際に25円台など高めの買いポジションと相殺決済したり、ポジション調整している方がいることも考えられます。

 多くのトレーダーがどんどん買いで入ってきていた頃は、その買いポジションに対する売り決済が入ってくることもあり下落が続いていましたが、現在はドスンと下落するのが怖くて「金利なんてもういいよ」と考え、相場から降りてしまうトレーダーの方も多く、逆に買いポジションが減少傾向にありますので下げづらくなってきている、と捉えられます。

 そして今後の見通しとして、当分の間レンジのような動きをしている可能性も考えられますが、長期的に見れば徐々に上昇していく方向で考えています。

「モタモタした相場が続いた後、2年後くらいに1トルコリラ=31円の水準に開いている窓が埋められる」──今の段階で私はそのようなイメージを持っています。

 ですから、金利狙いで買いポジションを持たれている方は、何かしら材料が出て、瞬間的に相場が動くこともあってもそういった動きに振り回されることのないよう、しっかりと資金管理をした上で気長に待つ、という姿勢が大切だと考えています。

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