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観光地そばの温泉施設、外国人客急増で想定外のトラブル続出

 くつろぎの場ゆえ、頭ごなしに注意するのではなく、なるべく穏便にことを済ませるように努めているというAさん。過去に外国人が引き起こした珍事件には、どんなものがあるのか?

「コーヒー牛乳に感激して、立て続けに5~6本飲んだ挙げ句、コーヒー牛乳を全部買い占めた方がいました。オープン直後だったので、200本近くあったと思いますが、どうやって持って帰ったのか……。中国の方からは『貸し切りはできないのか?』という問い合わせがありました。当館は貸し切りはしていないと申し上げると、先方は『○○万円払う』と。それだけで1日の売り上げに匹敵するような額だったのですが、オーナーの『例外は認めない』という一言でお断りしました。

“お釣りドロ”もいました。靴箱の所をずっとウロウロしている外国人がいたので、注意深く観察していると、どうやらお金がなく、入れたお金が返却される方式の靴箱の“取り忘れの100円玉”を延々と探しているようでした。もちろん窃盗にあたるので、お引取り願いましたが……」

 ちなみに同館は、刺青が入っている人の入浴は禁止だが、「刺青禁止」は外国人にも知れ渡っているようで、そのことに関するトラブルはほとんどないのだそう。ただ、「なぜダメなのか?」と食い下がる外国人も定期的に現れている。Aさんは「ルールだから」と返事しているが、それで対応する現状には限界を感じているそうだ。

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